「そうなんだ、由梨ちゃんは?」 今度は由梨にそう聞くと、由梨は「…いるよ。」と小声で答えたから、2人してきゃー!と悲鳴を上げた。 「誰?誰なの??」 「…あのね、すごくかっこよくて、大人っぽくて、落ち着いていて、優しくて…。」 「えー!?誰?このクラス!?」 「…それはね、「はあ!?マジで!?」 由梨がその名前を言いかけた途端、教室に怒号が響いた。 目をまんまるくした3人が揃ってその声の方を向いてると、呆れた顔で立っている学級委員2人と、それを不安げに見つめるクラスメイトが数人いた。