午前の太陽は清々しいほどに温かい。僕が太陽を見上げると、いつだって強い光を放っている。
あと1ヶ月で、僕はもう大人になるんだよ。瑞花のことも、自分のことも、死ぬまで守って見せるよ。
瑞花の両親も、僕の両親だって、きっと僕たちが幸せになることを望んでいるだろうからさ。
「しーずーき!!」
「瑞花? ごめん気がつかなかった」
太陽の光が沈んできた。夕焼け空はオレンジ色に輝いている。
「だいじょうぶ!! あのさ、今日は私の家来ない?」
「え、いいの?」
僕と瑞花は同じマンションのとなりの部屋に住んでいる。
瑞花も僕もお互い以外に家族はいないし、家族になれる人もいないから、時々お互いの家で過ごすときがある。
「じゃあ、行こうかな」
「わーい! じゃあ私、静生に頑張って美味しいごはん作るね!!」
いつものごはんが僕だから、そうやって張り切っていってくれたのだろう。
僕のごはんで喜んでくれる瑞花が見たいからやっているだけだから、そんなことしなくてもいいのに。
でも瑞花のごはんも美味しいから、今日は手料理をふるまってもらうことにしよう。

