『あ、音ちゃん!わざわざこっちまでありがとうね』 あれから二週間後、約束の日。 「いいのいいの、ここのモールと家具屋さん来てみたかったから」 2つ隣の県から電車で1時間ちょっとで着いて、意外と近いんだなと思った。 「どこからまわったらいいか全然わかんないから、紗良ちゃんのおすすめを頂こうかしら」 『料理じゃないんだから』 と笑われて、私も笑って、なんて平和な世界。 一通り回り終えて、充実した午前中を過ごせた。紗良ちゃんに案内してもらってなかったら、私は迷子になっていたと思う。