菅原 吉野《すが よしの》、あだ名はよっしー。 6つ離れている私の姉とよっしーの姉が仲が良く、幼稚園は違ったものの小さい頃からよく遊んで、いわゆる幼なじみだ。 小学校でも6年間のうち5回も同じクラスだった。 「げっ… 私だってあんたと一緒なんてごめんだよ」 「そんなこと言ったって、実は喜んでるくせに」 「誰が喜んでなんか!」 よっしーと言い合いをしていると後ろからトントンと肩を叩かれ、 「おはよう!相変わらず仲良しだね〜」 「仲良しじゃないから。超不仲だから!」