早く好きって気づいてよ!

私の言い放った言葉に、またクラスが静まり返った。

「……どしたん?葵、最近変だぞ?」

こんな状態なのにいつも通りの唯叶。私はもう自分で自分が制御出来なかった……。

「……やく……てよ」

俯きボソッと発した言葉。

「え?」

唯叶は聞き返す。どうしよう、もう無理だ。我慢の限界だ。

「早く私が唯叶のこと好きだって気づいてよ!ばか!」

クラスはまだシーンとしている。私は、数秒後に我に返り恥ずかしくなって教室を飛び出そうとした。

「あ、ちょ……まって!」

唯叶に腕を引かれてそのまま唯叶の胸に倒れ込む。

「俺も葵のことずっと前から好き。俺と付き合って下さい」

っ……!!こんなこと言われるとは思わずびっくりして、でも嬉しくて涙が出てきた。

「おめでとー!」
「やるやん唯叶〜」

クラスのみんなが嬉しそうに騒いでくれた。その中でぼそっと言われた言葉。

「葵ってほんとツンデレだよな!」