「ココは厳しいなー。でもさ、オレがすっごく辛いと思ったら仕事関係なく来てくれる?」



うぅ…また子猫のような目でおねだりする!




分かっててやってるな〜。




そんな目で見られたらあまり怒れない。




「うん、まぁ、その時は特別ね?」




「やった!やっぱりココは優しいな〜」




私も甘いな。




でも私目的でサボってたら厳しくするからね!




ファンに私たちのことを打ち明けたんだからこれからは気を引き締めて、もっとお仕事に力入れてもらうよ!



これもファンと私たちのためなんだからね!!




「ねぇ、ココ。そこに座ってくれる?」



柚弦が指を指した場所は脚と肘置きのはライトブラウンの木、クッションのところはクリーム色のソファー。




腰掛けた心絆は不思議そうに柚弦の方を見つめる。




「これでいいの?」



「うん。このカメラのレンズ見てて」



「ゆずくんこのカメラって…?」




進藤さんが使っていたカメラに似ている。




そのカメラを三脚に乗せて私の方に向けた。