【みんなもやってみよう!】





彼氏「なぁ、天気予報って唇付かないように言ってみて!」



ニタニタと笑う顔が如何にも怪しい。



彼女「何よー」



彼氏「いいからっ!」



彼女「へんきよほぅ、へんきよほう、へっきぅーふう……」



彼氏「っあ、ふっ、ははっ」



彼女「…てんきうふーう!」



はい10回言ったよ!


横で大爆笑している奴を冷ややかな目で見る。

どうせ、滑稽な姿だなって馬鹿にしてんだろ。



彼女「で、それで?何よ~」



彼氏「てっ、天気予報って元々唇付かないんだよ…っっ」



彼女「…あはは。うわ、だるっ!!」



笑いすぎてかすれ気味な声で言われた真実に、吹いてしまった。



彼女「も~必死になってやったのが馬鹿みたい。最悪~」



彼女「あははっ!おもしろー」



彼女「恥ずかしいー…」



誰よ、こんなの考えたの。



彼氏「はぁ…」



余韻に浸っているのを見ると、思い出してしまって笑いそうになる。



彼女「んふっ」



あー恥ずかしすぎてやばー。





end.