ホントだ
もぉ秋だ
カッとして
ウサギのアパート飛び出してきたけど
頬に当たる空気が冷たい
夜の半袖はもぉ寒いかも…
ずっと病院にいたから
短い夏だったな
ウサギのパーカー温かい
ウサギの匂いする
当たり付きのお菓子も
独り暮らしも
同棲も
ウサギは私の夢を叶えようとしてくれてる
私の口だけの夢に
付き合ってくれてる
ウサギに言われて気付いた
叶うわけない夢を
叶えようともしないで
ただ言ってるだけ…
口にすることで
なんか救われてたのかも…
どーせ死ぬから…
ウサギの死ぬ死ぬ詐欺も
私の夢も
なんか似てるね
ウサギが先に死ぬか…
私の夢が先に叶うか…
ウサギが私の夢を叶えたら
私が死ぬかも…
こわい
これは夢でも詐欺でもなく
現実になりそうで
こわい
だから
夢なんか
叶わなくていんだ
生きてるって
こわいね



