夢みる少女は、寂しがり詐欺師に騙されない。


枕元にスマホを置いた



何もいらない



ここにいたら

何もいらない



あっても

意味がない



ウサギの声は

優しかった



その優しさも

私に対する同情なのかな…って思ったら

切なくなった



コイツだいぶ悪いんだな…

かわいそーなヤツって…



ウサギは

私じゃなくても



私なんかいなくても

いいのに



私って

ウサギの負担にしかなってない



お菓子のことだって

ここに来ることだって



ウサギには関係ないことなのに…



生きてる?

って

生きてるに決まってるじゃん



そんなメッセージ

なにいちいちしてんだろ





目を閉じると

いつもウサギがいっぱい浮かぶ



今日は

目を閉じたら

涙が溢れた