夢みる少女は、寂しがり詐欺師に騙されない。


「よ!」



顔を上げたらウサギだった



「なんで、ここにいるってわかったの?
なんで、来たの?」





ウサギのこと考えてたのに



え、幽霊じゃないよね?

足元を見たら

ちゃんと足があった



「なんでって…
迷惑そうだな

オレが救急車呼んだんだけど…
感謝しろよ」



「え、そうなの…」



「もしかして、オマエ死にたかった?
救急車呼ばなきゃよかった?」



「死にたくなんかないよ!
ありがと」



「ほら…
残りの夢のお菓子持って来たぞ

あ、もぉいんだっけ?
当たらなくても
諦めたんだっけ?

まぁ、あるだけ開けろよ
せっかく買ったんだから…

毎日1箱ずつ届けてやる
入院中の楽しみにしてろ」



「え…毎、日…?」



「オマエ、ヒマかな…と思って…」



「うん…ヒマかも…」



「じゃあ、来てやる」



「うん、ありがと…」