あの春を、もう一度。

私、先輩への好きの想いは、誰にも言わないつもりで先輩の背中を見送ったんですよ。

でも先輩は居なくなってから伝えたんですから、それなりに責任は取ってもらいますよ?

だから、私が今この瞬間に決めた先輩からのサプライズへのお返しに、文句なんかつけないで下さいね。


「待ってます…」



何年かかっても、何十年かかっても。

先輩のカメラに、私の写真が新しく増えるその日まで。