「ふぇ!?」


あまりの衝撃に、腰が抜ける。


目の前に映し出される固い胸筋。


ひょろひょろしてそうなのに、意外とほどよい筋肉がついている。


……って私、なにを見てるの……っ!


顔を真っ赤にして、どこうとするも、腰が抜けて動けない。


「どいてくんない……って、おい、」


「マジかよ……」


彼の呆れた声が、部屋に溶けていった……。