「ごめんな、くるみ……」



込み上がる罪悪感。



俺だって……俺だって。



全部やめてくるみと一緒にいてーよ……。



「くっそ……」



無意識にくるみの手を握っていた。



俺があげたブレスレットをつけた、くるみの小さな手を。



「お前が思ってるより俺、さ。……くるみのこと好きなんだぜ?」



俺はその夜、初めて……。



泣いたーー……。