……こんなに近くにいるんだよ。


「頼ってよ」


身長も平均、かわいくもない。


そんな私にできることなんて、片手で数えるくらいしかない。


「話聞くことくらいできるんだから!」


こんな真面目な空気には慣れていなくて、最後は上から目線の言葉になってしまった。


でも、カヤが今、何か困ってるなら私が助けたい。


大袈裟かもしれないけど、私がカヤの心の支えの1つになってほしい。


ーーーーー好きなんだよ。


叶わない思いを、行き場のないこの思いを。


せめて、カヤの心の中に1人の人物として残ってほしい。


「バカやろ、俺は大丈夫だっつーの」


そんな強い意志を瞳にうつしても、無駄だった。


カヤはきっと、無理をしてばかりだーーーーー。