「わ、笑い事じゃないんですけど……」


「いやー、ごめんごめん。てかくるみっていうんだね」


「あ、はい」


私はカヤを殴ってしまったことを後悔する。


いやでも、お風呂場に勝手にくるカヤが悪いよね……!?


あれはどう考えてもデリカシーがなさすぎるもん!


「何歳なの?」


「バッ……お前言うなーーーーー」


「18です」


その瞬間、私以外の人たちの空気が凍りついた……。


「へ?」


私、なんか変なこと言ったかな?


そういえば、カヤに年齢を教えた時も固まってたような……。


「つ、椿……お前……」


「高校生に手ぇだしてんのか……?」


カヤはわざとらしくため息をつく。


「大丈夫だよ、なんもしねーわ」


先ほどとは打って変わって、昴さんと流星さんは真剣な顔をしている。