プルルルルルッ

突然、リビングから着信音が聞こえた。俺は春を放置して電話をとりに行った。

着信音の源は春の携帯だった。俺は名前を見た。

「陸…」

俺はすぐに電話に出た。

「もしもし?春ー?今度の土曜空いてる?」

「……」

俺は何も言わずに電話を切った。

部屋に戻ると目を腫らした春が寝ていた。きっと疲れたのだろう。でも俺はそんなことはお構い無しにスイッチを最強にした。

「っ!?う"あ"ぁ" ッ!それ…や''た"ぁ"ッ!止"め"て" ッ、…伊吹ぃ" ッ"!」

俺は怒りが溜まったせいか春が気絶するまで止めることはなかった。

春は誰にも渡さない。