『・・・・・。』

悩んでる僕を見て樹さんが、

「主婦!普通の奥さん。
家にいて、家事やって
子供育てて、ごはん作って・・・
俺の帰りを
待つことなんだって・・・。

ずっと前から言ってた。

俺はさ、いつもあいつに
輝いて欲しくってさ。

お店与えて好きなこと
させて・・・
ブランド品買って、
アクセサリー・時計・洋服
全部買ってやったのに、

あいつは何にも
満足しないんだ。

何がほしいって聞いても
何にもいらないって言って、


あいつには才能がある。
俺は頑張ってるあいつが
好きで・・・

あいつが家で待ってる
だけの女になるなんて
想像出来ないし、
したくないんだ。

そんなあいつに
俺は絶対興味がなくなる・・・。


女の人が普通に出来ることを
俺はあいつにしてやれない。

あいつならきっといい母親に
なると思う。
俺はきっとなれない・・・。

だから別れようって言った。

なのに何で俺なんだろう・・・
ってゴメン!
何いってんだか、
ゴメン今の忘れて。」

と言ってそのまま席を立ち
トイレに入ってしまった。

(ていうか忘れられないし・・・)