もう何も考えられなかった。
仕事のことも遊びのことも・・・

どうやって帰ってきたのか・・・


竜一さんが心配そうな顔で、

「お前どうした?
何かあった?
今日・・・
死にそうな顔してるぞ。」

『死にそうな顔って
どんな顔?』

「こんな顔だよ・・・。」
って鏡をみせてくれた。

『最低だね。。。』
ポツリと呟く

「最低だけど綺麗だよ。
前よりずっと綺麗、
人を愛してる人の顔。

お前やっと愛を知ったんだな・・・」

って竜一さんが泣き出した。

前よりずっと近くに感じた。