「キモッ。」
『わっ!!』
いきなり耳元で竜一さんの声、

『何?』

僕はオープン前の店の
床をいつもどおり
モップをかけてただけ・・・

意味がわからない?

「お前自覚してる?
時々何かやりながらニヤけてるよ(笑)」

『え?うそっ!!』
顔が一瞬カッと熱くなる・・・

「お前なんかいいことあった?」

『イヤ、別に・・・』
(ん?何もないよ・なぁ・・・?)

「かと思ったらため息ついてるし、
お前、それを・・・恋と言う!!」
って言った後自分の言葉に爆笑
してる竜一さん。

『何?何なの?』って
聞きながらなんだか自分も
可笑しくなった。