彼女がいなくなって
半年が過ぎようとしていた。

僕は退屈な毎日を
ただ生きていた・・・

店が終わった後、スタッフルームで
着替えていた僕に竜一さんが・・

「稜!お前いいかげんにしろよ。」

『そんな怒んないでよ~(笑)』


「お前今日何時に来た?!
 お前の恋愛に口を挟む
 つもりないけど、そのせいで
 無断欠勤、遅刻はするし・・・
 
 やりすぎだっつーの!
 体壊すぞいいかげん。
 変な病気もらうぞ。バカ!
 
 お前、昼何やってんの?!
 学校は?行ってんの?!」


留年は決まっていた。


奈央さんに無理矢理
行かされていたあの頃が
懐かしい・・・

僕はあの日から・・・
学校に行かなくなっていた。


もともとギリギリだった
出席日数と成績のおかげで
確定になった。


『何?ヤキモチ?(笑)
 大丈夫!竜一さんが1番
 好きだよっ!!(笑)』

「ふざけんな!
 
 ・・・おまえさぁ・・

 

 頭冷やせば?!」

竜一さんはあきれたように
出ていってしまった。