竜一さんは10分くらいで
来てくれた。


本当は20分かかるのに・・・

車にのせられ
彼女の家まで向かう。


竜一さんは片手で
運転し


あまったもう1つの手で
僕の肩を抱いていた。

その優しさが痛かった。。。



「大丈夫!!大丈夫だから!!」

『奈央さん死んじゃったら
どうしよう~・・・。』

「奈央ちゃんが
死ぬわけないから!!
泣くな!稜、男だろ!!」

竜一さんの声が優しくて・・・
我慢しても 

涙が止まることはなかった。