彼女は歩きながら
ポツリポツリと。。。

そして
淡々とした口調で

「実は・・・

 樹がね。
 借金の保証人になって・・・

 その本人が消えちゃったの。


 その額が多きくて
 家と・・・店と・・・手放さなきゃ
 いけないの。

 それでも間に合わなくて。。。



 お前とお前の実家に
 迷惑かかるといけないから

 別れてくれ・・・って

 言われて。。。」



(あなたはどんな顔をして

 今しゃべってるの・・・?)


 「私は別れないよって
 言ったんだけど。。。

 離婚しよう、してくれ!
 ってそれしか
 言わないの・・・


 お前は他の人とでも
 幸せになれるからって。。。」