結局、もう1本水を
買った・・・。


彼女はもとの場所に
座っていた。

横に腰掛けると・・・



僕に手を出して・・・

「財布。」

『何?』

「いいから
 財布だしてごらん!」
(ごらんって何だよ・・・。)

財布を渡すと
彼女が財布の中から・・・

「これ何?」っと
お守りを出す。
(○○神社とかかれた
薄い小さなお守り。)

『ばぁちゃんが無理やり
僕の財布にいれたんだよ。

1回だけ病院に
お見舞いに行った時・・・。

これよ~く効く
○○神社の
お守りだからって・・・。

その後死んじゃったから
捨てられなくて
・・・何となく持ってた。』

「稜ちゃんこれちゃんと見た?

 この裏、リョウ・・・て

 カタカナの名前が刺繍で

 縫ってある・・・。」



お守りの裏をみせられる。