笑顔でありがとう

手紙をもらって以来、ますます、あの子の事が気になりだした。一段落し、自分の部屋でくつろいでいた時、またあの子からの手紙が見たくなった。音楽を聴きながら、もう一度読み返す。もちろん、あの子から貰った手紙は捨てずに全部持っている。この時聴いていた音楽はどんなに月日が流れても色褪せる事は無い。思い出のメロディーだから。時は巡って、修学旅行の季節が来た。はっきり言ってどうでもよかった。団体行動が不得手な俺にとって、一番、嫌な行事である。それに行き先は決まって、お寺や神社が多い所。
何の為に行くんだろう?
理由は知らないが自由行動があるのが救いだ。
親友とお寺、神社を歩いてるとき、三つの神様を見つけた。《学業の神》《縁結びの神》《健康の神》
俺の中では真っ先に縁結びの神に行きたかった。あの子の事をお願いするために!すると親友は周りの目も気にせずに縁結びの神へと向かった。
「おーい、おまえもこっちだろ?早く来い。」
俺の事何でも理解してくれる親友『お、俺はこっちでいいよ。』なんて、本当は行きたいくせに妙に意地っ張りなところがある。
アイツみたいに素直になれたら・・・と思う事は今まで多々ある。・・・