今まで、自分達の出番が無かったと男達は悠と正面向かって顔を合わせると構えた。
「おい、ソイツもやれ」
声の主の男を見る。
龍黒と喧嘩をしても無傷の悠に恐ろしさを抱きながらも、強く放った。
「命令される筋合いはない。それに、お前等の計画に乗ってやったんだ」
「まだ、残っているだろーが」
男が目を向けているのは魅影。悠は魅影をチラリと見ると直ぐに男の方に視線を向ける。
「コイツはアタシとやる気は無いらしい。だから、次はお前達だ。安心しろ、今のコイツはただ見ているだけだ。コイツがお前達に手を出すようであれば、アタシが潰す」
魅影に対して邪魔をするなという意味を込めた。
「信じられるかよ」
「信用を求めてない。アタシはサッサと終わらせたいんだよ。雑魚相手に時間を費やしてる事を有難く思えよ」
「テメェ、コイツが…」
「ごちゃごちゃうるせーんだよ」
悠の殺気混じりで怒りたっぷりの声にビクリと肩を跳ねさせる。
悠はお構い無しに男達へと向かっていった。
自分達に向かってくる悠に、一瞬怯みを見せたが直ぐに切り替え、手に持っている武器を片手に悠に向かっていく。



