今サヤカは俺の部屋にいる。




「ねぇ隼人」



「ん?」


「なんか悩んでるでしょ」



まだあの告白の夜から数日しか経っていないサヤカは、完全に俺の心の中を読んでいた。



サヤカ・・・鋭いぞ!





話すべきか?話さないべきか?







いやっ、話すべきだろう。


「サヤカ・・」


「何?」


「俺実はさ、舞子っていう彼女がいるんだよ。
いやっ、サヤカがくる前からいた子なんだけどさ。もう・・サヤカ以外考えられないから別れようと思ってる。ごめんな・・?隠してて・・」





サヤカは俺の顔をまじまじと見つめた。







「そ・・・っか。しょうがないよ。だってうちらが付き合い始めたの今日だし」




「ありがとな、サヤカ。分かってくれて」


サヤカはニコッと微笑み、

「うん。いいよ別に。その代わり・・・」




おっ!
サヤカからおねだりか?!