絶望と諦めが同時に降りかかる。

爪先から血の気が引いて足元がふらつく。

ほら、やっぱり私じゃダメだった。

勇気を振り絞ったけどたった一言で否定された。

ごめんなさい。

信じてくれたのにダメでしたよ、永遠さん。



「っ……そう、ですよね」



ただの勘違いだった。

恥ずかしくて悔しくて消えてしまいたい。

好きって気持ちをかき消せなくて涙があふれる。

嫌だ、今日でおしまいなんて信じたくない。

だけど私はしょせん、相川くんにとってその他大勢のうちの1人に過ぎなかった。