相川くんはギャップに弱い

刹那が思い描く未来に私がいること、それだけで幸せなのに、さらにその先まで考えていたなんて。

嬉しくてどうにかなりそうです。



「きいちゃん、あの時出会えて本当に良かった」



ブーケを抱えて硬まる私をそっと抱きしめる刹那。



「きいちゃんに会えてから俺の人生変わった」



いつも通りの甘い言葉。

普段と同じ光景なのに、今は少し泣きそうになった。



「一緒に歩いて、隣に立ってくれたらそれでいいから」



だけどその言葉に違和感を覚えて顔を上げる。

そして私もいたずらっぽく笑って見せた。