ある日、私は刹那から封筒を受けとった。
封を開けると“妻を壱輪の華に見立てて描いてほしい”と達筆で書いてあった。
……なるほど、こういう依頼は初めてです。
「……綺麗な人」
同封された写真に映る女性は、思わず感嘆のため息をもらすほど美しい人。
黒髪が似合うやまとなでしこって感じ。
本当に実在するのか疑うほどの美女。
食い入るように見つめていたら、封筒の中にまた封筒が入っていることに気がついた。
ん?なんでしょうこれ。
「え……現金!?」
中身を確認して驚いた。
なんだか分厚いと思っていたら、お金が入っている。



