相川くんはギャップに弱い

「東計の経済学部!?」



すると、璃子が目の色を変えて驚いた仕草を見せた。



「あそこめっちゃ倍率高いし偏差値も高いんだよ!すごいですね刹那さん!」

「はは、それほどでも」



テンションの高い璃子に対して、落ち着いた様子の刹那。

なんか、いつもの刹那と違ってムズムズする。



「気になるんだけど……ふたりはどうやって出会ったの?」



お母さんは疑問でいっぱいみたいでさっきから質問ばっかり。

確かに娘がこんなイケメン捕まえてきたら、気になって仕方ないと思う。



「実は僕、稀子さんの高校の卒業生なんです。
文化祭の日にたまたま出会って……稀子さんの描く絵に惹かれて僕からアプローチしました」



出会った経緯を語る刹那を見て、お母さんも璃子もぽかんとしている。