「刹那がこんな心変わりすると思わなかった」

「私も思わなかった」

「きいちゃん好きになるまで俺も思ってなかったよ」

「……一途になると落ち着くの、お兄ちゃんと一緒だね」

「やめろ絆と一緒にすんな」



ニコニコしていた刹那。しかしお兄さんの名前を出されて眉を寄せて口をへの字にした。



「まだ仲悪いの？」

「この前きいちゃんにちょっかいかけて来たから腹立ってる」

「それは自業自得でしょ、琥珀にちょっかいかけてたじゃん」

「いや、かけてたけど、あいつ無断できいちゃんに触ったんだよ！
俺琥珀にそんなことはしてない！」

「はいはい、嫌だと思ったら金輪際お兄ちゃん挑発しちゃだめだよ」



双子の姉につっこまれるほど、琥珀さんにちょっかいかけてたんですね。

いたずら好きな刹那らしいけど、私の件でかなり懲りたみたい。