「お招きありがとうございます。こちらご依頼を受けた絵の完成品です」

「ふふ、相変わらず律儀」



永遠さんに額縁に入れた絵を渡すと、律儀だと笑われた。

だけど全然嫌な気にならない。

刹那と双子なのに全然違って不思議。



「わぁ、綺麗……」



今回依頼を受けたテーマは『快晴の青空』。

実は人を描くより風景画の方が得意分野だから、張り切って描いた。

快さんと永遠さんはふたりで一緒に絵を眺めて満足そう。

よかった、気に入ってくれたみたいです。



「快、どこに飾ろっか」

「そうだな、玄関かリビング……永遠はどこがいい?」

「んー……ノワールが届かないところにしないと。
リビングの方が自然光が入って綺麗かも」

「じゃあリビングにしよう」



それにしても、快さんと永遠さん、話す時の距離が近い。

普段から仲がいいのが分かります。