独特な光を放つ、誘われるような瞳。



「あ……」

「ん、どうしたの?」



思わず声を出すと、琥珀さんは首を傾げる。



「その……“同じ目”だと思って」

「へえ、分かるんだ。すごいね」



よく見ないと分からないけど、その目つきは独特で少し冷たい。

琥珀さんは俗に言う極道の男と付き合うだけあって、普通じゃないと思った。

でも、普通じゃないからこそ惹かれるんですね。



「大事にしなよ、刹那。こんな子なかなかいないから」

「当たり前じゃん」



余裕ぶって笑う刹那を見てなんだか笑えた。

それから3人で食べて喋って、楽しいひとときを過ごした。