「え、ダメなの?キスしてるとこくらい良くない?」



しかし、刹那は全くダメだと思ってない様子。



「嫌ですよ、璃子の前でそんなことしたら許しません」

「やば、目がガチなんだけど。しないから大丈夫だって」

「はは、そんな慌てる刹那初めて見た」



じとっと睨んだら、あたふたする刹那。

そんな刹那を見て琥珀さんは吹き出すように笑った。



「本気になれる子に出会えてよかったね」

「うん、毎日楽しい。
けど正直、こんな早く会えると思ってなかった」

「早く落ち着いてよかったよ、高校卒業して荒れだしたから心配した」

「半年で落ち着いたから絆よりは全然いいと思うけど?」


含みを持たせて笑う2人の目が気になった。