「どうしたんだ、顔が真っ白だ」
そう言って、心配そうに俺を見てくる。
「なっちゃん」
俺、怖いよ。
あんな小説見たくないよ。
カンベって誰か知らねぇけど、あんなにそっくりになることが偶然であり得ると思うか?
身体中から体温が奪われたような、そういう感覚が全身を支配した。
気をしっかり持っていなければおかしくなりそうだった。
「河辺ってやつなら、いたな、そういえば」
思い出したみたいになっちゃんが言う。
「ほら、隣のクラス」
昼休みということもあり人がまばらな隣のクラスを訪ねた。
「あ、やっほー、倉羽」
「あぁ」



