月曜日。
街一帯はクリスマスムードの中で、
私たちの学校では文化祭に向けて準備が行われていた。
「進路希望調査、みんなにも提出してもらってるんだけど」
真っ先に職員室に行くとひかりんから一枚の紙切れを手渡される。
「まあこれは家でゆっくり話し合いましょ」
ひかりんはそう言って校長室に行くわよ、と歩き出した。
理事長は抱きしめてくれて、
何度も「よかった、よかった」と泣いてくれた。
そして、わたしが眠っていた間に起こったことをたくさん教えてくれた。
少し遅れて教室に向かうと、
クラスメイトたちはせっせと準備を進めていた。
「おはようございます、みなさん」
わたしがそう言うとみんな手を止めて
一斉にこちらを向く。
さっきまでざわざわしていた教室がしんと静まる。
あぁ、やっぱりわたし嫌わ「た、橘さん!おはよう」
水野くんがそう言ってお洋服を持ってこちらにやってくる。
その声に釣られて、クラスのみんなが優しい笑顔で迎えてくれる。
嫌われてるわけじゃなかった、よかった。
つい嬉しくなって笑いが溢れる。
いつのまにか隣に来ていた律くんが
「よかったな」
と頭を撫でた。



