「先輩!付き合ってください。」
「ごめんなさい。」
えー、私、増本美桜。高校1年生。
ただいま、振られました。
私が告白したのは、3年生の渡瀬隼人。
私の初恋相手。
好きになった理由は、同じ委員会だったから。
何となーくで入った図書委員会。やる気なんてなかったけど、隼人先輩がかっこよくて…
今思えば、一目惚れかもしれないけど。
でも、ちゃんと好きになったエピソードがあって。
本の整理をしている時に、1番上の棚にある本が上下逆になっているのに気づいた私。
でも、身長が低いから背伸びしてやっと届く感じの高さだった。
頑張って取ろうとしたら、その本が落ちてきた。死んだって思ったら、急に温もり感じたの。しかも、痛くない。
咄嗟に瞑ってた目を開けると、誰かの胸の中だったの。つまり、抱きしめられてるってこと。
温もりがゆっくり離れて行くと、
「大丈夫?」
って隼人先輩だった。
優しい優しい声。
こんな状況になって好きにならない方が変でしょ?
「ごめんなさい。」
えー、私、増本美桜。高校1年生。
ただいま、振られました。
私が告白したのは、3年生の渡瀬隼人。
私の初恋相手。
好きになった理由は、同じ委員会だったから。
何となーくで入った図書委員会。やる気なんてなかったけど、隼人先輩がかっこよくて…
今思えば、一目惚れかもしれないけど。
でも、ちゃんと好きになったエピソードがあって。
本の整理をしている時に、1番上の棚にある本が上下逆になっているのに気づいた私。
でも、身長が低いから背伸びしてやっと届く感じの高さだった。
頑張って取ろうとしたら、その本が落ちてきた。死んだって思ったら、急に温もり感じたの。しかも、痛くない。
咄嗟に瞑ってた目を開けると、誰かの胸の中だったの。つまり、抱きしめられてるってこと。
温もりがゆっくり離れて行くと、
「大丈夫?」
って隼人先輩だった。
優しい優しい声。
こんな状況になって好きにならない方が変でしょ?