「私、病気なんだ」 そうレストランで告白された日から 俺は必死にキミの前では笑っていた。 俺は必死に『完治する』可能性を信じていた。 いや、それしかできなかったんだ。 泣き喚いてキミを引き止めたところで 信じていようがいなかろうが、 キミの病気は刻一刻と悪い方へ悪い方へと進んでいくことくらいわかっていたから。