私は今、何も無い原っぱに1人、整然と佇んでいる。

さらさらと鳴く草木に囲まれて。

あたりは暗く、真夜中だ。

そんな中、私は夜空を眺める。

誰かが言った。星は人の数だけある。と。大きいのから小さいものまで。

でもそんなのは何も根拠の無いデタラメに過ぎない。

こんな残酷な事に気がついたのはもう少し成長してからだった。