「なぁ、いつもあそこで走ってたのか?」
あこそ、というのは広場のこと。
「うん…」
私が頷くと、みーたんはゆっくり話し始めた。
あの日____
私はゴンッと鈍い音を立て、倒れた、
女の子3人組のうちの1人に肩を押され、
よろめいて近くに置いていたそれなりに大きい石に頭をぶつけ、そこから血が流れていたそう。
女の子たちはやばいと思ってその場から逃げ出すと、
公園のすぐそばで
朝から誰とも連絡のつかないわたしを探していた
みーたん、緑沙先輩、沙知と柏木くんに鉢合わせたらしい。
女の子3人組は蒼ざめた顔で、
「あの女が悪いのよ!」
「皆の結城先輩に近づくから…!」
と言い合っていたそうだ。
沙知が問いただすと、わたしを押し倒すと頭から血を流してしまったことを正直に告白して、3人にこの場所まで案内してもらったらしい。
女の子3人組はたびたびわたしがあの広場で走っているところを見ていたそうだ。
だから、あの日サボったこと、連絡がつかないことを思えば
あの広場にいると違いないと見て
少しからかうつもりで、茶化すつもりで
わたしに話しかけたらしい。



