「私の友達！で、詩月ちゃんのお姉ちゃんよ。」

莉依さんの言葉に、男たちは絶叫する。

「え…あ…あの…莉依さん？友達って…。」

「あら、友達じゃダメだったかしら？」

返答に困っていると…。

「詩月ちゃんのお姉ちゃん？可愛いじゃなーい！」

そう言って抱きついてきた。

△✕□※◯△✕□※◯！？

あまりのことに言葉がでなかった。
男の人に抱き締められてる！？

「やーん。可愛いー！詩月ちゃんのお姉ちゃん！」

ん！？
オネェ言葉！？

もしかして、この人？
莉依さんが言ってた絶叫しちゃうほどのやつ！？

絶対そうだ！

ギュウギュウと締め付けられるほどの力を何とかして振りほどこうとするが、やはり男の人。

抜け出せない。

「広治、ビビってるからやめなさい。」

莉依さんの一言に、広治というひとはパッと離す。

「姐さんの言うことならしょうがないわー！」

そう言ったあと、広治さんの後ろから、可愛らしい声が聞こえてきた。

「お…お姉ちゃん！？」