「ワァァァー!」 眩しい光の洪水が私を照らし、歓声が沸き起こる。 胸が…、熱くなる。 狂おしい程、手に入れたくて堪らなかったモノ。 それがやっと、手に入った。 ついにこの場所に来る事が出来た。 マイクを持っていない汗ばんだ手をギュッと握りしめ、私を熱狂する人達に強い視線を送る。 「みんな、行くよー!」 目指すは頂点! もう、何も怖いものはない。