意識は喪失したり浮上させられたりとめちゃくちゃだった。

記憶も曖昧だ。

ただ痛みと屈辱、相手以上に自分を責め罵倒する言葉が次々と浮かんでは消えた。


………何故こんな男を家に入れたんだ。

どうして一緒に飲みに行ったりしたのか。

もっと警戒していれば。



身体はあいつに傷つけられ穢されて、心を更に自分で傷付けていく。