ブルーベリージャム〜私と先生の恋の距離は何センチ?〜

そして先生は私の横をスッと通り抜けると

「はいはいー…席に着けー」

とやる気のない声で言うと私を見た。そして笑う。

「…そこの~えっと…櫻井莉子ちゃん??早く席に着いてねー」

そう言いながら真新しい出席簿を教卓の上にドンっと置き

「じゃあ…適当に返事しろよー」とだけ呟いて出席を取り始めた。

(この先生。大丈夫かな?若そうではあるけれど…)

やる気のない喋り方。ネクタイは中途半端に結んであり、シャツの第一ボタンは開けたまま。 

そして天パなのだろうか?陽の光で茶色に見える猫毛が妙に印象的な先生だった。

「は、はい!」

私は訳がわからずとりあえず近くの空いている席に着くと先生に名前を呼ばれるのを待っていた