────────…………… 七峰 咲 今年で高校二年目の春を迎えました 季節は流れ、早くも夏 照りつける太陽に抵抗しながら、ぐんと青空に向かって背伸びする ──────『咲』 呼ばれた気がして振り向いたけれど 昨日まで隣にいた彼の姿はない 私が昨日お別れをしたから