25本の薔薇をきみに。



肌は透き通るように白く、上でざっとまとめた髪は、微妙に茶色みを帯びている。


この人はただの花好きの女性か、

それとも僕のような仕事関係か、

もしくは...一緒に来る相手が何かしらの理由でこれなくなったか...


まあ僕には関係ないことだ。


けれどどこか目を引く女性だ。


周りの男性乗客もチラチラと彼女を見ているのがわかる。


...あ、、



目が合ってしまった。


ずっと見つめていたせいだろうか、


不審に思われていたら申し訳ないな、
そう思っていると、


「まもなく...嵐の庭駅...嵐の庭駅...です。わがみの線ご利用のお客様は...お乗換えです...。」


気づいたら着いていた。