天馬くんは危険です!〜イケメン男子と政略結婚〜


「別に?俺も背中に傷あるし」


「でも女がこんなんじゃさ……ごめんね、結婚相手が……」


自分で言ってて惨めになる。


「あいつらがくそなだけだし、そんなくそやろーが言ったこと真に受けんなよ」


「うん……」


どうしよ、泣きそうになる。


「おまえは俺の言葉だけ信じてればいんだよ」


「うん」


返事をするので精一杯。


泣き顔を見られたくなくて手で顔を隠した。


当然引かれると思ってたから。


「でも……ちひろは抱き心地最高だけどな?この辺とか」


抱えている脇と足をむにっと鷲掴みしてくる。


「ぎゃあぁーっ」


「ぶっ。その反応……」


「だって急に!」


目の前で天馬くんが無邪気に笑っていてドキッとする。


本当に……かっこよさは認める。