「捻挫かもな」
そう言って私のことをふわっと抱き上げたので驚いた。
え!?お姫様抱っこ!?
天馬くんは何食わぬ顔で私を持ち上げて歩き出した。
「ちょっと!おろして!?」
重いのに申し訳ないし恥ずかしいし!
「は?いいから抱っこされとけ」
「抱っこって……本当無理っ」
「……俺が嫌なら目つむっとけよ」
「天馬くんが嫌なわけじゃなくて……」
スカートがめくれあがってて私は慌てて隠した。
さっき見られたんだよね……。
それについて何も言わないんだな。
「あのさ……さっき足の傷見たでしょ?びっくり……した?」
自分からコンプレックスのことを言うのは勇気がいる。



