「違うし。こいつが恥ずかしーんじゃねーかと思って持ってきてやったんだよ、夫の優しさってやつ?」
得意そうな顔をして笑った。
ああ、そうなんだ。
普通に優しいじゃん?
特別な意味はないんだよね。
貸してもらったシャツに腕を通した。
天馬くんの私服だよね……これを着てるのもなんか恥ずかしい。
私が着たのを確認すると、さっさとどこかへ行ってしまった。
「天馬って優しいとこもあるんだね、あれで遊び人じゃなきゃね~」
「うん……でも今回はほんと助かったかも」
これで少し気楽にみんなのところに行ける。
こういうところ気が利くし、女子にモテるのもちょっとわかる気がする。
でも……私の水着姿、どう思ったんだろう……。
変じゃなかったのかな。
なんて、天馬くんがどう思ってようが関係ないない!



