「あー、いいよ。誰かさんはうちに来てくんないし」
そう言いながら私を横目で見てくる。
そんなこと言われても!
「よーし、じゃうちに呼ぶか!」
金髪の友達が意気込む。
そしてちょっと離れたところでその女の子らしき人に電話をし始めた。
「天馬くんって……本当に遊び人なんだね」
「はぁ?」
「だってそうじゃん、簡単にそうやって女の子と……って痛い!」
突然鼻をつままれた。
そしてなぜか口元は笑っていて。
「なにそれ、嫉妬?」
「嫉妬なわけないじゃん!」
すると急に不機嫌そうな顔を見せて、私から離れた。
え、なんなの?
「だよなー。じゃあ放っとけよ。さっきの煙草のことも、お前にはどうでもいいだろ?」
さっきの煙草……私のポケットの中にぐちゃぐちゃになって入ったままだ。
でも返したくない。



